はじめての不動産売却。
「どこから手をつけていいか、さっぱり分からない…」
家を売るなんて、一生に一度あるかないかの大きな決断。
「信頼できる不動産会社ってどうやって見つけるの?」「売るまでに何を準備すればいいの?」と、不安や疑問がつきものです。
この記事では、そんな初めての方でも安心して家を売れるように、
不動産売却の流れを7つのステップでわかりやすく解説します。
それぞれのステップでよくある失敗や、やっておくべきこともお伝えしますので、読み終えるころには「なんとなく不安」が「ちゃんと理解した」に変わっているはずです。
▼まずは、全体の流れを見てみましょう!
STEP1:まずは不動産会社に相談しよう(無料査定)

家を売るときに、まずやるべきこと。それは「不動産会社に相談して、いくらくらいで売れそうかを知る」ことです。
多くの方が、「自分の家っていくらで売れるの?」と全く見当がつかないところから始まります。
この時点では、まだ売ると決めていなくてもOKです。
✅ こんなことを相談できます
- 相場より高く売るにはどうしたらいい?
- 売却と同時に住み替えもできる?
- 築年数が古くても売れる?
査定は無料で受けられることがほとんどなので、「まだ悩んでいる段階だけど…」という方でも気軽に問い合わせて大丈夫です。
💡ワンポイントアドバイス
1社だけでなく2〜3社から査定を取ると、価格の妥当性や担当者の対応の違いが見えてきます。
💬「この価格、ちょっと高すぎる気が…」と感じたら、その感覚は案外当たっているかもしれません。
- 相場価格を知ることから始めよう
- まだ売ると決めていなくても相談OK
- 複数社から査定を取ると安心
査定依頼は無料です。「まだ迷っている段階だけど…」という方でも大丈夫。気軽に問い合わせてみましょう。
STEP2:媒介契約を結ぶ(売却をお願いする会社を決める)
査定を受けたら、「この会社にお願いしよう」と思える担当者と出会えるかもしれません。
実際に売却を依頼するには、「媒介契約」というものを不動産会社と結ぶ必要があります。
これは簡単にいえば、「この会社に売却をお願いするよ」と正式に決める手続きのこと。
✅ 媒介契約の3タイプ(ざっくり比較)
契約種類 | 特徴 | 利用率 |
---|---|---|
専属専任媒介 | 1社にだけ任せ、自己発見の買主NG | 30.7%(不動産会社の責任が重い) |
専任媒介 | 1社だけに任せ、自己発見の買主はOK | 53.9%(管理もしやすく柔軟) |
一般媒介 | 複数社に同時依頼OK | 15.4%(価格よりスピード重視) |
※利用率は新宿区売却専門エージェントが受託した媒介契約の割合です(集計期間:2023年7月~2025年6月)。

💡ワンポイントアドバイス
媒介契約を結ぶと、不動産会社がレインズ(業界ネットワーク)に物件を登録してくれるため、買主がつきやすくなります。
一般的には、「専任媒介契約」を選ぶ方が多いですが、迷ったら「なぜこの契約がおすすめなのか?」を担当者に聞いてみましょう。
STEP3:売却活動をスタート(内覧準備がカギ)

媒介契約を結んだら、いよいよ売却活動のスタートです!
不動産会社が広告を出し、Webポータル(SUUMOやアットホームなど)に掲載して、買いたい人を募っていきます。
ここで重要なのが「内覧(ないらん)」の準備。
実際に家を見に来る人が、「ここに住みたい!」と思えるかどうかが勝負どころです。
✅ 内覧前にやっておきたいこと
- 清掃(特に水回り・玄関・窓)は念入りに
- 家具やモノを減らして「広さ」を見せる
- 匂い対策(生ゴミ・タバコ・ペット臭など)
- 明るさ(カーテン・照明)を意識する
STEP4:売買契約を締結する(条件のすり合わせ)
気に入った購入希望者が現れたら、価格・引渡し時期・諸条件などを調整して、合意に至れば「売買契約」を結びます。
このタイミングで、買主から「手付金(5〜10%程度)」を受け取ります。
✅ 契約時に確認しておくこと
- 売却価格・支払いスケジュール
- 引渡し日(退去スケジュールと連動)
- 設備や家具の引渡し有無
- 瑕疵担保(雨漏りなど)責任の範囲
💡不安があれば「契約前」に全部聞いてOK。
わからないまま進めてしまうと、あとで「言った/言わない」で揉める原因になります。
STEP5:引越し・引渡し準備を進める

契約が済んだら、いよいよ引越し・引渡しの準備へ。
ここで意外と手間がかかるのが「荷物整理」と「住宅ローンの残債処理」です。
✅ このステップでやること
- 引越し業者の手配・見積もり
- 不要品の処分(粗大ごみ予約など)
- ローン残高の確認・一括返済の段取り
- 測量やリフォーム履歴の書類準備(必要時)
💬引越し準備は余裕をもって。
「この日に引渡し!」というゴールが決まっているので、早め早めが大切です。
STEP6:残代金の受け取り&所有権移転

買主がローン審査を終え、契約通りに進めば、引渡し当日に「残代金の支払い」と「名義変更(登記)」が行われます。
この日は、不動産会社・司法書士・買主と一緒に、金融機関などで手続きをまとめて行うのが一般的です。
✅ 決済当日に行うこと
- 司法書士の本人確認
- 買主の融資実行
- 残代金の受け取り
- 物件の引渡し
- 所有権移転登記
💬すべてが終わると「お疲れさまでした!」
売主の立場としてはここでほぼ完了ですが、最後にやっておくべきことがもう一つあります。
STEP7:確定申告(翌年)
不動産を売却した翌年には、確定申告が必要になります。
不動産売却時には様々な税控除がありますので、チェックしておきましょう。
特例の詳しい解説を見てみる
✅ 確定申告で必要な書類
- 売買契約書
- 仲介手数料などの経費明細
- 登記費用や測量・修繕などの領収書

📩 最後に:「ここまで読んだけど、やっぱり不安…」という方へ
家を売るのは、人生の大きな転機。
一人で悩まず、信頼できるプロに相談することが最短ルートです。
- 売るか迷っている段階
- 住み替えを検討中
- 相場だけ知りたい
そんな方でも大歓迎です。お気軽に無料相談フォームからご連絡ください。