不動産売却は買取と仲介どっちが良いの?それぞれの特徴を解説!

「なるべく高く売りたいけど、時間もあまりかけたくない…」
「不動産会社によって“買取”と“仲介”を勧められたけど、違いがよく分からない…」

不動産を売却する際、多くの方が迷うのが 「買取」か「仲介」か です。
それぞれの仕組みやメリット・デメリットを理解しておくことで、自分に合った売却方法を選びやすくなります。

この記事でわかること
  • 「買取」と「仲介」の基本的な違い
  • それぞれのメリット・デメリット
  • どんな人に向いているか(判断基準)
  • 新宿区の市況を踏まえた選び方のコツ

↓↓まずは全体像を押さえたい方は、こちらの記事も参考になります。↓↓

目次

「買取」とは?最短で現金化、手間が少ない売却方法

買取は不動産会社が直接物件を買い取る方法です。
物件を買った後、その物件を転売をします。

買主探しや広告活動が不要のため、最短数日〜数週間で売却が完了するスピード感が魅力です。
ただし、購入後に転売することが前提となりますので、市場価格よりも安くなることが多いです。

買取のメリット

買取:3つのメリット
  • 即金で売れる
  • 簡単で手間が少ない
  • トラブルが少ない
買取のメリットその1:即金で売れる

買取の最大の魅力は即金でお金が手に入る点です。
売買契約後、数日から数週間で現金を受け取ることができ、まとまったお金を急ぎ準備したい人には最適です。

買取のメリットその2:簡単で手間が少ない

不動産会社が直接物件を買うため、内覧の対応が必要ありません。

買取のメリットその3:トラブルが少ない

買取は不動産会社と直接取引するので、契約内容がシンプルで明確です。
売主が契約不適合責任を負わないケースが多いので、安心して取引ができます。

買取のデメリット

買取:2つのデメリット
  • 価格が安い
  • 買取会社によって値段がバラバラ
買取のデメリットその1:価格が安い

買取の最大のデメリットは「市場価格よりも安くなること」です。
購入後、リフォームや建替えをして転売するため、その費用やリスクを考慮した価格で買取ります。

買取会社によって値段がバラバラ

買取をする会社は各々得意分野があります。
闇雲にに問い合わせしてしまうと、「実はもっと高く売れた」という事態も起こり得るので注意しましょう。

相場の70~80%の価格帯が買取価格の目安です。

「仲介」とは?市場価格での売却を狙える王道の方法

仲介は不動産会社が販売の委託を受け、物件を預かり、買主を探してくる方法です。
広告宣伝を行い、購入希望者を募集し、さらに希望者の室内見学も対応することになります。
時間や手間はかかる一方で、市場価格に近い(場合によっては上回る)金額を狙えるのが強みです。

仲介のメリット

仲介:3つのメリット
  • 相場以上の高値で売れる可能性
  • 買主が多いほど条件交渉の余地が広がる
  • 広告・内覧で広くアプローチ可能

仲介は「高く売りたい」というニーズに最も応えやすい方法です。
特に新宿区をはじめとする需要が強い都心部は、仲介での売却が基本の選択肢になります。

仲介のメリットその1:相場以上の高値で売れる可能性

仲介の最大のメリットは高く売れる可能性が高いことです。
市場の適正価格で、人気エリアの場合は相場以上の高値で売れます。

仲介のメリットその2:条件交渉の余地

複数の購入希望者がいる場合は、競争が起き、想定以上の価格で売れることもあります。
価格に限らず、引渡し日や諸条件についても、柔軟に調整が可能です。

仲介のメリットその3:幅広くアプローチが可能

不動産会社は物件をできるだけ多くの人に知ってもらうために広告活動を幅広く行います。
そのため、より多くの購入希望者に検討してもらうことができます。

仲介で広告活動を行うことで、買取会社から想定以上の価格の問い合わせが来るケースも多くあります。

仲介のデメリット

仲介:2つのデメリット
  • 売却完了まで3〜6ヶ月かかる
  • 内覧対応や生活調整の手間がある
仲介のデメリットその1:売却完了まで3~6カ月

仲介では買主が見つかるまで、平均して2~3か月かかります。
そして売却が完了し、不動産が現金化されるまでは平均して3~6カ月かかります
売却を急いでいる場合には、この点がネックとなります。

仲介のデメリットその2:内覧対応や生活調整の手間

複数の顧客からの見学希望に対応する必要があり、その度に部屋を片付けたりといった手間があります。

ただし、新宿区の人気エリアでは数週間で成約するケースも多く、地域特化の会社に依頼すればスピード売却も十分可能です。

買取と仲介どっちを選ぶべき?

不動産売却において、買取と仲介のどちらを選ぶべきかは、売主の状況や目的によって大きく変わってきます。
ここではどちらの方が向いているか、具体的なケースに分けて解説します。

「買取」と「仲介」の違いを一目で比較

項目買取仲介
売却価格市場価格の70~80%の価格市場価格かそれ以上の価格
売却スピード◎ 数日〜数週間△ 3〜6ヶ月
手間◎ 少ない(内覧・広告不要)△ 内覧・広告など必要
向いてる人早く現金化/任意売却/離婚高く売りたい/売り急いでない

買取を選んだほうが良いケース

買取が向いている人の特徴
  • すぐにお金が必要
  • 任意売却や離婚
  • 売却手続きが面倒に感じている

仲介を選んだほうが良いケース

仲介が向いている人の特徴
  • 少しでも高く売りたい
  • 物件のアピールポイントがある
  • 時間に余裕がある

不動産会社に売却相談をして、仲介で十分買い手が見つかりそうなのか、買取でないと難しいのか、アドバイスをもらったうえで検討すると、尚良いでしょう。

都心部では仲介が有利!

新宿区をはじめとする都心部では、仲介を選んだほうが有利に進められます。
任意売却や離婚、特別なお急ぎの事情が無い限りは仲介から始めるのがおすすめです。

都心では仲介が有利な理由
  • 立地が良いため購入希望者が集まりやすい
  • リフォームが必要でも需要がある
  • 広告から、想定以上の価格で買取の問い合わせも

まずは「買取」と「仲介」どちらが有利か相談してみませんか

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著者:宮下 峻

執筆者 宮下 峻

株式会社TERASS/宅建士/不動産売却専門

日々の売却サポートで得た実務経験を踏まえて、読者の方に役立つ情報をお届けします。

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