渋谷区 成約データ市況レポート(2022–2024/実勢価格)

渋谷区の不動産相場は上昇中?
マンション・戸建・土地の“いま”をデータで解説

2022〜2024年の成約データをもとに、渋谷区の中古マンション・中古戸建・土地の価格動向を整理しました。
坪単価や平均成約価格の推移から、金利環境の変化を踏まえた「今の市況」をわかりやすく読み解きます。

この記事でわかること
  • 渋谷区の中古マンション/中古戸建/土地の実勢価格と推移
  • 直近3年の成約件数・坪単価・平均価格の変化
  • データから読む渋谷区の市況の特徴と売り時判断

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目次

渋谷区の不動産相場|直近3年の最新データ(2022–2024)

2022–2024 渋谷区 物件種別別の平均成約価格推移(マンション・中古戸建・土地/前年比あり/REINS)
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年度マンション(万円)中古戸建(万円)土地(万円)
’2410,430(+17%)12,831(-15%)16,631(+3%)
’238,889(+7%)14,935(+20%)16,077(-7%)
’228,237(+6%)12,374(+6%)17,139(-7%)
24/22+26%+3%-3%

※出典:REINS(年報マーケットウォッチ)/渋谷区 成約データ2022–2024/価格=成約価格、前年比=各年対前年

2022〜2024年の成約データを比較すると、渋谷区では中古マンションが約26%の上昇と、顕著な値上がりを見せています。

2024年はマイナス金利解除による金利上昇が話題となりましたが、取引価格は下がるどころか上昇トレンドを維持。
一方で、土地・戸建は件数が限られるため変動幅が大きいものの、全体として底堅い相場を維持しています。

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渋谷区の中古マンション相場|平均価格は1億円超え!坪単価は600万円台に

成約件数・坪単価・平均価格の推移(2022→2024)

2022–2024 渋谷区 中古マンションの坪単価・平均価格の推移グラフ(REINS)

渋谷区の中古マンションは、直近3年で価格・件数ともに堅調に伸長。平均成約価格は1億円を超え坪単価は600万円台に到達しました。

  • 成約件数:2022年610件 → 2024年726件
  • 坪単価:508.0万円 → 619.8万円(+21%
  • 平均成約価格:8,237万円 → 10,430万円(+21%

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10年前からの変化を比較:取扱高は3倍、築年数も進行

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年度件数坪単価価格(万円)面積築年数取扱高
’24726619.8万円10,43055.63㎡26.3年757億円
’23728540.6万円8,88954.36㎡24.8年647億円
’22610508.0万円8,23753.60㎡24.6年502億円
’12525245.3万円4,10655.35㎡20.8年215億円

※出典:REINS(年報マーケットウォッチ)/渋谷区 中古マンション成約(2012・2022–2024)/価格=成約価格、坪単価=建物面積換算

2022年度に成約平均の坪単価が500万円を突破。
2012年比で坪単価・平均価格は倍以上、取扱高は3.5倍超へ拡大

価格上昇の主な要因
  • 「フロー」から「ストック」を重視する国の政策(2006年~)
  • 2%のインフレターゲット(2013年~)
  • マイナス金利政策(2016年~2024年)
  • コロナ禍での金融機能強化法に基づく公的資金投入(2020年~)

POINT: ご自宅の資産価値は、築年・階数・駅距離で大きく変わります。
直近成約データから、いまの参考価格をお送りします。

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参照元:国土交通省HP「住生活基本計画」※別のサイトにアクセスします

渋谷区の中古戸建相場|希少性が高く、成約までのスピードが速い

件数・価格・土地面積の推移(2022→2024)

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年度件数価格(万円)土地面積建物面積築年数取扱高
’243912,83173.01㎡103.70㎡21.5年50億円
’232614,93577.77㎡126.41㎡17.5年39億円
’223412,34771.65㎡110.37㎡16.8年42億円

※出典:REINS(年報マーケットウォッチ)/渋谷区 中古戸建成約(2022–2024)/価格=成約価格

件数は少ないが価格は安定|築年数はやや進行傾向

  • 平均価格:約1.2〜1.4億円台
  • 土地面積:70㎡前後
  • 築年数:約21年

渋谷区では年間の戸建成約件数がわずか40件前後と非常に少なく、供給が限られています。
そのため「出れば早く売れる」傾向があり、築年が進んでも一定の需要があります。

23区内平均との比較|渋谷区の価格は約1.8倍

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地域件数価格(万円)土地面積建物面積築年数取扱高
渋谷区3912,83173.01㎡103.70㎡21.550億円
23区平均1356,90785.46㎡98.80㎡21.5年93億円

※出典:REINS(年報マーケットウォッチ)/渋谷区・23区平均 中古戸建成約(2024年)/価格=成約価格

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渋谷区の土地価格は安定推移|取引件数が前年の2倍に増加

成約件数・坪単価・平均価格の推移(2022→2024)

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年度件数坪単価価格(万円)土地面積取扱高
’2442496.5万円16,631110.74㎡70億円
’2319510.9万円16,077104.02㎡31億円
’2219471.4万円17,139120.17㎡33億円

※出典:REINS(年報マーケットウォッチ)/渋谷区 土地成約(2022–2024)/価格=成約価格、坪単価=土地面積換算

2024年は成約件数が19件→42件へ倍増。価格・坪単価はおおむね横ばいで堅調です。
価格帯は坪単価約500万円前後で安定しており、取引の活発化が目立ちます。

相続・遊休地の売却相談が増え、整形地・接道良好な区画は高値での成約が目立ちます。

分筆可否・接道・容積率などを踏まえた概算価格をお伝えします。土地の査定はこちらから↓

渋谷区の不動産相場まとめ|金利上昇後も高水準を維持

要点サマリー(マンション/戸建/土地)

【マンション】

成約件数は増加。坪単価・平均価格とも上昇。

【中古戸建】

供給が少なく、希少性が高い。土地面積は狭くても高値維持。

【土地】

件数増加で市場活発化。平均坪単価は500万円前後で推移。

2024年は金利環境が転換しても、渋谷区は全体として上向きの流れを維持。需要の厚い都心エリアでは、条件が揃う物件ほど価格優位性が保たれています。

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不動産価格に影響する個別要素
  • マンション:分譲会社/階数/駅距離
  • 中古戸建:施工グレード/室内状況
  • 土地:接道要件/セットバックの有無/地形

市場が堅調に推移している今だからこそ、早めの行動が有利な売却につながります。
特に渋谷区は需要の厚みがあるため、まずは査定を依頼し、実際の相場を知ることが第一歩です。

出典・参考

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著者:宮下 峻

執筆者 宮下 峻

株式会社TERASS/宅建士/不動産売却専門

日々の売却サポートで得た実務経験を踏まえて、読者の方に役立つ情報をお届けします。

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フリーコール:0120-993-795(10:00–19:00)

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